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相続でお悩みのかたへ / 事業承継について

先生、どうしましょう! みんなでランチするお店のマスターが「もう年だし、店をたたもうかな……」と。 そうなってしまったら本当に困ります!
マスターつぶやき、まんざら嘘ではないかもしれませんね。 近年、中小企業においても経営者の高齢化が進むと同時に、 後継者の確保、特に親族での後継者の確保が難しくなっているんです。
おいしくて安いランチが食べられないのは大問題です! 後継者は、親族でないといけませんか?
そんなことはありませんよ。 でも、大切な事業を受け継いでもらう人ですから、誰でもいいわけではありません。 従業員へ受け継いだり、外部から雇いいれたり。M&Aという選択もありますね。 どのような方法にしろ、円滑に事業を承継するにはポイントがあるのです。
はい! 先生! 事業承継のポイントを教えてください!
(ランチがこんなにも激しいモチベーションになるとは……!) わかりました! 事業承継について、一緒に考えてみましょう。
1. 事業承継とは
2. 事業承継に失敗すると
3. 事業承継の現状
4. 事業承継計画
5. 円滑に事業承継を行うために

では、ひとつずつ解説していきましょう。

相続でお悩みのかたへ / 事業承継について ポイント解説

1. 事業承継とは

事業承継とは、会社の大切な資源を次の世代に引き継ぐ、譲渡することです。
資源の中には、お客様やお取引先、従業員といった人的資源、ビジネスモデルや技術といった仕事そのもの、そして株式や資金といった金銭的資源があります。

[ 事業承継の資源 ]

事業承継の資源

事業承継に関連する課題は、相続対策と後継者の育成、会社の存続および発展といわれています。

2. 事業承継に失敗すると

事業承継に失敗すると、どんな事態が起こるのでしょうか?

[ 事業承継に失敗した際の影響例 ]

【会社への影響】

  • 業績が悪化する
  • 信用がなくなる
  • 従業員離れが起きる
  • 会社が分裂する
  • 会社が存続不能となる …… 等

【相続者への影響】

  • 相続紛争が勃発する
  • 大きな相続税負担に課せられる
  • 財産を手放す必要が出てくる
  • 人生を一変させてしまう
  • 恨み辛みが膨らむ …… 等

事業承継に失敗すると、最悪の場合は廃業に至ります。
実際に、年間廃業社数の約24%は、後継者がいないための廃業とされています(2006年度版 中小企業白書による)。

3. 事業承継の現状

元気な経営者は「事業承継など、まだ関係ない」とお考えの方が多く、また、必要とは思っていても「経営者の死」につながる話題のため、周りから指摘するのが難しい問題でもあります。
そのため、事業承継の事前準備は進まないのです。

2012年の社長の平均年齢は58.7歳。1990年以来、一貫して上昇し続けています。引退予想平均年齢は67歳といわれており、その差は10年もありません。

つまり、10年分の事業計画を立てようと思った多くの中小企業にとって、事業承継はその中に含まれるものであり、事業承継対策が必要不可欠ということなのです。

事業承継は、必ず訪れる問題です。
事前準備を適切に行えば事業承継に成功する確率が高くなります。
円滑な事業承継のために、早めに事前準備をスタートし、しっかりと時間をかけて進めることが大切です。

4. 事業承継計画

事業承継計画の大きな流れを見てみましょう。

[ 事業承継計画の流れ ]

事業承継計画の流れ

最適な対策を講じるために、まずは計画的な事業承継の重要性を理解し、現状をしっかりと把握することが大切です。
その上で事業承継計画書を作成し、対策の実行を進めます。

5. 円滑に事業承継を行うために

事業承継を円滑に行うために、このような流れを長期的に進めていきましょう。
承継方法はそれぞれにメリット・デメリットがありますので、それらを把握した上で、最適な対策を選定します。
ひとりで考えるのではなく、関係者とコミュニケーションをとりながら、承継方法と後継者を決めることが大切です。

事業承継には、資金や株式、財産といった、お金に関わる事柄も多くあります。
計画性のない事業承継による相続は、後継者の相続税負担が大きくなりすぎてしまうケースが発生しがちです。
また、生前贈与や遺言書の作成を行うにあたっては、後継者以外の相続人への配慮も必要となる複雑なものです。

円滑な事業承継を行うためには、専門知識が必要となる側面が多々あります。

円滑な事業承継を行うためのポイントについてご案内いたしましたが、ご不明な点・ご相談等がございましたら、お気軽に吉澤会計事務所までお問い合わせください。

税理士法人吉澤会計事務所
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